43歳 転職

親友Mから泣きのLINE「仕事やめたい」

大学を出てから長年ブラブラしていて、30歳を前にして拾ってくれた今の会社にまだ居座る43歳の「お局」です。

 

勤務先は都内(かなり下町のほう)の零細メーカーで、社員10人ほどの吹けば飛ぶような会社。でも、ニッチな市場だからか安定していて、社員を大事にしてくれるのでありがたく働いています。

 

基本的に定時で帰れます。出張や外出は基本なくて、デスクワークです。

 

給料ですか?安いですよハハハ。15年勤続してますが年収500万がやっと、という感じ。

 

30代の後半で結婚して、家事と両立できる職場なので年収についてはそんなに気にしていません。

 

親友Mの切実な仕事状況。「仕事キツすぎて通院。日曜に点滴して月曜からの残業に備える」

 

同級生のMは40を過ぎた今も独身で、数年前に転職した会社がかなりブラックだったらしく(同僚が何人も過労でやめたとか)、数か月前に「会社やめたいよ・・・」と、久々に泣きのLINEが入りました。

 

彼女は感情の起伏が激しいので「またか〜」とLINEの文面をみていたのですが、精神的に追い込まれて通院していると書かれていて「これは、やばい」と次の週末に彼女の地元(八王子)まで会いに行きました。

 

1年弱くらいかな、会わない間にげっそりと痩せて、ツヤが自慢だった髪もパサパサとして、白髪が混じって見えました。

 

「退職願出しな。明日すぐだよ」と説得して、その日は彼女の愚痴を一日聞きました。

 

Mは自分が甘えているから仕事がこんなふうになっているのかと自信喪失していたらしく、私が「それは選んだ会社が悪いよ」とはっきり言うと「ありがとう。目が覚めた」と言っていました。

 

翌日「退職願い出した」と連絡があり胸をなでおろしました。

 

有給を使ったのでしょうか?月末すぐに退職して、転職活動に入りました。あれや、これやと連絡が入るので答えつつ「そうだ、私も新卒で就職しなかったんだ。転職組だよね」と思い出し、ちょっと彼女の転職活動につきあうことにしました。

 

とりあえずは「身体キツかったら寝ててもいいから、スマホで転職サイト見てみたら。目が疲れるなら休みながらね」と前置きしたうえで、40代以上でも比較的求人案件の探しやすそうなDODA(デューダ)就活エクスプレスミドルコーナーあたりを検索してみるようにLINEしておきました。

 

何もせずにボーゼンと「仕事やめたらどうしよう・・・」と不安がっている時間は、もったいないですからね。「検索するだけでもいいから、具体的に動くことだよ!」と付け加えて。

 

Mは、晴れて大手出版社の子会社に入社「年齢関係ない。とにかく熱意伝えた」

 

彼女のいいところは「いまも(自分を)女の子と信じて疑わない」ところでしょう。好きな人ができれば目をキラキラさせて報告してくるし、失恋すれば少女のようにクヨクヨするし。

 

おばさん(下手したらオッサン)街道まっしぐらの私とは、真逆の性質です。

 

たぶん年齢のこととか、あんまり気にしていなかったんでしょう。就職情報の雑誌やサイトをみながら「この仕事したい♪」と乙女のように夢を語りだすのですから。聞けば、マスコミ業界に転職したいと言うではありませんか。大学時代に新聞社でバイトしていたから!と。

 

それは無理じゃね?と言わないけれど内心では思っていました。でもMはなんと、自分の希望を実現したのでした。

 

Mのような純粋な心、大事かもしれません。「私もう43だから」転職にはその思いは持たなくてよいようです。おそらくいろんな場面において年齢は足かせではなく、ただの言い訳なのかも、と彼女を見ていると思います。

 

私も女を捨てずに、きちんと化粧して髪の毛もそれなりにして会社行こうと反省しました。

 

うそ、うちにも入ってきた!43歳バツイチ子持ちのオッサン!!って私と同い年じゃん!!!

 

Mの転職劇は約2か月で幕引きとなり、今、彼女ははつらつと働いています。最近連絡がないところをみると、とりあえずはうまくいっているのでしょう。なにかあったときだけ泣きのLINEが入るので(笑)。

 

時を同じくして、勤務先にも1人欠員がでて募集をすることになりました。

 

営業担当が必要になり、ハロワだけでなくいろんな転職情報誌・サイトに求人をしていました。

 

前の人が「ゆとり」だったので叱りづらく、すぐにいじけるので「もっと大人を雇おう」ということを聞いていましたが、経営者が何を考えていたのかは分かりません。

 

20代の女の子だったのですが、上司が叱った時にその場で号泣して、狭い社内が凍り付いたことがありました。確かに、やりにくかったよね。だいたい叱るっていってもそんなすごい剣幕じゃないのに・・・私なんかもっともっと怒鳴られて、けなされたよ(すげー反抗したけど笑)。

 

と、いうわけで新入社員として入ってきたのはなんと、私と同い年の43歳のオッサンだったのです。そんな極端な・・・とも思いましたが確かに前の人と比べたら大人で仕事もはかどって、皆穏やかに過ごしています。

 

だもんで、友人Mと新入社員のオッサンをみていると「43歳、まだまだ需要はあるよね。もしかしたら中小企業に限られるかもだけど」と私なりに妙に納得したわけです。

 

私がMと一緒に探した転職サイト一覧

 

私が就職した15年前と違って、転職サイトはずいぶん使い勝手が良くなっているように見受けられました。

 

Mの転職活動につきあってみて分かったことは「ミドルの転職はサイト選びが大事」ということ。ミドルに特化しているか、あるいは40歳以上でも問題なく採用・あっせんサービスが受けられるのか、というのは大事なところですから、そこをクリアしているサイトから申し込みをしたほうが効率がグンと上がるなあという印象を受けました。

 

一緒に探した転職サイトで、便利に使えたものをまとめます。

 

DODA(デューダ)

言わずと知れた転職情報の老舗。転職者満足度ナンバー1という実績からも、一度目を通しておくといいかもしれません。金融や銀行などのお堅い系から、広告代理店まであらゆる業界の求人情報を検索できます。年収も400万〜1200万、職種も営業からクリエイター、エンジニアまでさまざま。今の自分の身の丈にあった仕事が、いちばん見つかりやすいといえるかもしれませんね。

くわしくはこちらで

就活エクスプレス


東京都限定のサイトになりますが、都が運営しているのでサービスがとても充実しています。集中講座やフォローアップ、親身なカウンセリングなどに定評があります。30歳〜44歳に特化しているという点も、探しやすさにつながるでしょう。同様に都が運営する30歳から54歳向けのミドルコーナーという就職・転職あっせんサイトも、よく利用されているようです。

就活エクスプレスについて、くわしくはこちらで
ミドルコーナーについて、くわしくはこちらで

キャリコネ

このサイトは画期的です。例えば「こんな企業に就職したい!」という企業名を入力すると年収や働いている人の口コミが見れるんです。サイトを経由して就職あっせん会社に転職を依頼すると、入力した企業を中心に、同種の仕事や同業他社を紹介してもらえるというしくみ。ちなみに私がみたときは、クックパッドやグーグル、モンベルなどを「働きやすい企業」としてランク付けしていました。

くわしくはこちらで

 

その他、40代の転職に役立ちそうなサイト

 

上で紹介した4つの求人サイトのほかにも、いくつか「これは、なかなか良さそう」と思ったサイトがありました。40代というと子どもがいたり親の介護をしていたりでいろんな事情の人もあるでしょう。

 

育児中・介護中の就職希望者に寄り添うサイトも最近は、登場してきているんだなという印象を受けました。

 

ママワークス その名の通り、お母さん向けの求人サイトです。在宅勤務OKの求人が多く見つかるのが特徴といえるでしょう。正社員のほかパート、アルバイトの情報も探せます。
リクナビNEXT リクルートが運営する歴史ある転職情報サービスです。あえてここで紹介するまでもないかもしれませんが、老舗だけあって使いやすさは抜群といえます。
ニクリーチ 焼肉店で面接をするというサービスが話題になっているサイト。仕事を探している人にとって焼肉がどれくらいの魅力になるかはそれぞれだと思いますが「面白い」と思う方も、あるかもしれませんね。

 

43歳で転職を果たした友人Mのその後

 

40歳を過ぎて転職なんて・・・という風潮は今もあると思います。

 

でも実際、友人のMも、新しく私の勤務先に入ってきた人も43歳です。

 

結論、43歳でも普通に転職はできます。でも、半年もたたずにMはまた「やめたい」と愚痴をこぼしてきました。

 

前職と同様、相当なブラック企業だったらしく(出版社の子会社というところからしてキツそう)、連日連夜のパソコン作業で左目がかすんで、仕事に支障が出てくるほどになってしまったと連絡がありました。

 

さすがにドクターストップがかかったそうで、泣く泣く退職を申し出たのだとか。

 

一方で、私の勤務先に最近入ってきた43歳男性は、今のところ気持ちよく働いてくれています。ちなみに彼は前職が不満で退職したのではなく、勤め先が倒産したので仕方なく転職してきた人です。

 

仕事の覚えも早くて、このところ古参の営業マンの成績を脅かすまでに成長して、他のおじさんたちのやる気も増している感じ。

 

ちなみに私の勤め先はブラックとは正反対のスーパーホワイト企業です。零細で給料が安いという欠点があっても、従業員はおしなべて勤続年数が長いし、不満や愚痴をこぼす人もあまりいません。

 

43歳転職組のこの2人をみて思うことは「きちんと選んで、良い会社に入ること」に尽きると思います。

 

内定が出て「この年齢なのに採用してくれるなんてラッキー」と思うのではなく、きちんとその会社について調べて(経営状況とか、ネットの口コミとか)入社したほうがいいと、しみじみ感じました。

 

入社して3か月は「お試し期間」で勤務履歴が残りませんので、入社してから「この会社ダメ」と感じたらさっさとやめて、次を探しましょう。

 

40過ぎてるから就職は難しい、と考えなくても大丈夫。採用してくれるところはたくさんありますから。「選ばれない、選ぶ!」という気持ちが大事だよと、再出発中の友人Mには言っています(笑)。